WORKS

制作実績

HEV用バッテリーのプロモーション3DCG映像 (展示会向け)

Client/ クライアント

トヨタバッテリー株式会社 様

Cost/ 費用

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Term/ 期間

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Creative/ 範囲

企画 / 提案 絵コンテ ディレクション 3Dモデリング 3Dモデリング(背景) 3D質感設定 3Dアニメーション 編集
 
 

制作概要

お客様のリクエスト製品を訴求したプロモーションビデオを制作してほしい

展示会 (JAPAN MOBILITY SHOW 2023) のブースにて放映するプロモーション映像の制作依頼をいただきました。与件として、お客様の工場で製造しているHEV向けバッテリーの訴求と、バッテリーが生み出すベネフィットを伝えたいというご希望をいただきました。

ダッドのソリューションゲームエンジンを使用した映像制作

ゲーム制作に使われる編集ソフト「Unreal Engine」を映像制作に活用しました。最終形に近いルックやエフェクトを常時確認できるため、従来の3DCG制作フローで時間がかかっていた細かな表現の作りこみを迅速に行うことができます。

イントロで実際には見ることができないバッテリーの内部構造を見せ、技術訴求要素の担保と視聴者への興味喚起の両立を狙いました。

クルマの発進時、あえてタイヤを少しスリップさせることで、電動車ならではの高いトルクとその性能を支えるバッテリーの力強さを表現し、発進後の走行パートでは力強い走りを見せることでバッテリーが実現するクルマの高い走行性能を表現しました。

映像の主役がバッテリーであることを象徴的に見せるカット。通常の3DCGアニメ制作とは違い、窓から差し込む光や埃の表現などを常時確認しながら作業をすることで、表現追求にかかる時間を短縮しました。

バッテリーがクルマに装着され電力がクルマ伝わるカット。電動車に無くてはならないバッテリーが最後に搭載され完成するという表現を派手なエフェクトで表現しました。また、装着後に灯火類が点灯するという表現でバッテリーがクルマに生を与えるようなイメージを意図しています。こういったエフェクトを映像制作と共に作り込めるのもゲームエンジンならではの制作手法となります。

結果・成果 展示会にてご活用いただき、高評価をいただく

映像部分だけでなく効果音の入れ込みやBGMも工夫し、目と耳で来場者の興味を引くことができ、無事にプロモーションビデオとしての用途を満たすことができました。放映していたディスプレイの前に立ち止まって映像を視聴していた来場者もいらっしゃったと、お客様からお声をいただくことができました。

始めはバラバラだったバッテリーが組みあがったカット。この後、複数のバッテリーが組み合わさって、モジュール、電池パックと、実際にクルマに搭載されるまでのプロセスをテンポよく見せていきます。組み合わさる際も部品が四方八方から飛んでくるなど、飽きないような工夫をしました。

モジュールが2つケースに収まり、クルマに実際に搭載される電池パックになるパート。ケースが現れる際のエフェクトの作りこみはゲームエンジンを使うことで、最後の最後まで細かな作りこみをすることができました。

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担当ディレクター

技術を長めの映像尺で丁寧に伝えていく訴求映像とは異なり、プロモーションビデオではエモーショナルな表現を高いクオリティで、かつ短い映像尺で表現することが求められます。
今回の映像では、プロモーションビデオではあるものの「バッテリーの訴求」という技術訴求要素を含んだご希望をいただきました。テクニカルとエモーショナルという相反した要素を成り立たせるため、映像構成・手法・表現の部分を考えるのに苦労しました。