学生時代の経験で役に立ったこと
商業高校でプログラミングを学んだことです。就職先にダッドを選んだのも、プログラミングスキルが活かせる会社だと感じたのが1番の理由です。
実際に業務で使用している言語は、高校時代に学んだものとは違いますが、考え方や構成など共通している部分が多くあるので、とても役に立っていると思います。
また、高校時代はプログラミングを勉強していたとはいえあまり理解はできておらず「暗号」のような感覚でしたが、業務を通して「暗号」が形になっていくのを経験し、少しずつ暗号からプログラムという認識に変わりました。この暗号が解けた時の達成感も、仕事のモチベーションにつながっていると思います。
仕事のやりがいや醍醐味、面白さ
私は、お客様の業務を効率化するためのツールの開発・改修を行っているのですが、ツールによって言語も書き方も異なるので、管理ツールが増えるたびに学ぶことも多く、常に新鮮で楽しいです。
また、改修依頼やお問い合わせなどで、お客様から感謝のお言葉をいただけた時も、役に立てていると感じ、モチベーションが上がります。システム改修の目的は業務効率化なので、「これぐらい工数が減って、他の仕事ができるようになりました」や「ここが不便だったけど、自動化したことで手間もなくなって楽になりました」などの言葉を掛けていただけます。
よく利用している、あって助かる会社の制度
フレックスタイムはよく利用しています。
子どもが寝ている早朝は一番仕事がはかどるため、少し早めの7時や7時半頃に始業しています。子どもの病院などの際は少し早く退勤できますし、子育てをしている方にとっては特にありがたい制度だと思います。
私は産休・育休も取得しました。ちょうど子どもを妊娠した時が、コロナの流行り始めで、まだ在宅勤務制度の過渡期だったのですが、上司が「不安だろうから」と手はずを整えてくれ、優先的に在宅勤務にしていただきました。
復帰後も子どもとの時間がしっかり取れていますし、無理なく長く働ける会社だと思います。
これまでの仕事の中で印象に残っている仕事と、それを通して得たもの
業務が始まって半年ほど経った時に、管理している複数のツールが絡む、少し規模の大きい改修依頼がありました。改修対象のツールはつくりが複雑なもので、仕様を把握している方がおらず、自力で把握するしかなかったため、お客様にヒアリングしながらツールを理解するところから始めました。
ただ、お客様へのヒアリングで、やっていることは何となく理解できても、プログラムがどういったつくりで記載されているのかは自分でひたすら動かして確認するしかなく、仕様の把握に時間が掛かった記憶があります。普段の改修であれば1週間ほどで終わることが多いのですが、この依頼は3ヶ月かけて何とか完了させることができました。今でも一番苦労した案件だったと感じます。
この経験から、ツールの仕様や関連するツールなどを資料にまとめることが大切だと感じ、誰が見てもツールの仕様が分かるような仕様書を作成するようになりました。また、お客様向けに仕様をもっと分かりやすく、図解化したものも作成するようにしました。まとめたものはお客様にもお渡ししたのですが、お客様側の引継ぎ資料としても活用され、教育現場でも使用されるようになりました。
就活生・転職者へのメッセージ
向上心のある方と一緒に働きたいです。技術や知識がなくても、向上心があれば、「調べてみよう」「誰かに相談してみよう」と、どんな課題も前向きに取り組み、乗り越えられるのではないでしょうか。
また、向上心のある方は、周りにも良い影響を与えられる存在になると思っています。今、私は職場先輩として新人の方をサポートしているのですが、その方はとても向上心が高く、何か仕事を頼んでも、私があまり気にしていなかった部分で、「この方が分かりやすいと思うのですがどうですか?」「ここってどうなっていますか?」などいろいろな質問や提案をしてくれます。その方と関わる中で、自分では気づかなかった発見などもありましたし、業務を進めるうえで意識する点が増えて、とてもいい影響をもらいました。